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グロースをデザインするひと

CallToActionボタンの小ワザ

固定ヘッダーにCallToActionボタンが置かれていてスクロールするとついてくるサイト、最近よく見かけますよね。

こういうの。スクロールするとヘッダーが出てくるやつ。
www.invisionapp.com
最近よく見かけるって言ってもけっこう前からありますが。

この作りは個人的にはけっこう嫌いです。

なぜかというとどのコンテンツを見ていたときにCallToActionボタンを押下したかわからないから。

ページ内の各コンテンツにCallToActionボタンがあればそれぞれにパラメータを仕込めば良いですが、固定ヘッダーだとそれができず。

この情報は「ユーザが何に興味を持ってアクションしたのか?」というかなり貴重な情報だと思っていて、それが取得できないのは痛いなと。


と、思っていたけど固定ヘッダーにCallToActionが置かれていてもどのコンテンツを見ているときに押下されたかがわかる小ワザを思いついたので共有しておきます。

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高等教育は「個人利益」か?

久しぶりにブログを書いたと思ったらグロースまわりでもサブカルネタでもなく、ちょっと真面目な話。


某首相の某うかつな発言から議論が再燃してる感がある「高等教育無償化」について。

jp.reuters.com
ほってんとり入りしてたこの記事、ブコメで叩かれまくってたのでビックリした。

個人的には現時点での高等教育無償化には反対なので、自分の考えをまとめておきます。

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【新社会人必読】ビジネスマナーを学ぶ意味

最近あるきっかけで「ビジネスマナーを形だけ学んで、なぜビジネスマナーが必要かを教えてもらってない」という人が多いなと感じることがありました。

基本的には私が新卒で入社した飯田橋の某通信会社の研修で教えてもらったことですが、それをベースに自分の考えもちょっと交えつつ書いていきます。

前に書いたこの記事のマナーの部分と被るところも多分にありますが悪しからず。
migi.hatenablog.com

新卒向けのビジネスマナー研修をやることもあるのですが、だいたいはここに書く内容を最初に喋ってます。

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誘導の本質

昨日、この記事がバズってました。

blog.tinect.jp

この記事の一番重要な部分は次の一文。

相談を受けている時、真に必要なのは、相手の「恐怖」を取り除いてあげることである。

これはまさにその通り。

しかし、似たような考え方ですが次の言葉のほうが個人的にはもっと好きです。

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ユーザの平均継続期間が「1/解約率」で求められることの数学的証明

グロース分野においてユーザがそのサービスを平均でどのくらいの期間使ってくれるか?という数値は重要な値です。

例えば、広告の費用対効果を見るためにも計算するLTV(Life Time Value)。
LTVはユーザを1人獲得することで平均でどのくらいの売上に繋がるかという値ですので、平均継続期間×ARPUという算出方法になります。

ここで、ARPU(Average Ravenue Per User)のほうの計算は簡単です。
1ユーザあたりの売上を表す数字ですので一定期間の売上/ユーザ数、以上です。

しかし、ユーザの平均継続期間はどのように計算するべきでしょうか?

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