思うにブタは2歩進む! 【ボドゲ紹介 Advent Calendar 2017 22日目】
この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2017の22日目の記事です。
昨日書いた積読本アドベントカレンダーに比べてこちらはみんなちゃんと毎日書いてくれていて嬉しい。
どれも楽しく読んでます。
さて、私は今年ゲットしたゲーム『思うにブタは2歩進む!』を紹介したいと思います。
どんなゲーム?
ルールの紹介はすごろくやさんのこちらで。
sgrk.blog53.fc2.com
超シンプル。
コンポーネントもシンプル。
この画像を見るだけでわかるかもしれませんが、基本はすごろく。一定以上の歩数をよりはやく進んだ人の勝ち。
ただ、すごろくと言えどコマを進ませる数を決めるのはサイコロではなく。
なんと自己申告。
手元に1〜6の数字が書かれたカードがあり、手番の人は自分が進みたい数のカードを伏せて出す。
それだけだと「みんな6しか出さないじゃん」と思われるかも知れませんが、次のルールがこのゲームのキモでして。
次の手番の人がその数字を予測して宣言し、外れていれば手番の人がその数だけ進む、当たっていればそれを当てた人がその数だけ進む、というルール。
これによって「高い数字のカードを宣言したいけど読まれそうでできない!」という状況が生まれ、それにまつわる心理戦が楽しめるようになります。
さらに、ゲームを面白くするルールが2つありまして。
進んだ先のコマに別のプレイヤーのコマがあった場合、いま進んだ数だけもう一度進む。
単純に1〜6からの数字の予測だと難しいけど、これがあるおかげで相手が何を選ぶのかの助けになる。
もちろん、追加で進んだ先にまた別のプレイヤーのコマがあればさらに進むことができる。
手番プレイヤーは成功している限り連続して手番を続けられる
これ、上記のすごろくやさんの記事には書いてないけど超大事なルール。
(自分でもプレイするときに忘れがちだけど)
手番プレイヤーは成功した場合(次の手番の人が外した場合)、ブタの鳴き声を上げることで今回使った数字カードを除いた残りのカードからまた再度同じことができる。
ブーブー。
例えば、最初に3を出して成功したら「1,2,4,5,6」のカードから再度アクションが可能。
それで6を出して成功したら「1,2,4,5」からまた再度アクションが可能。
最大5回まで(ラスト一回は確実に当てられてしまうので)進むことができる。
もちろん、鳴けば鳴くほど当てられる確率は上がるので難しくなってくるけど。
余談ですが、このゲームの原題は『Ich glaub mein Schwein pfeift』と言って(英語では「I think my pig is whistling」ぐらいか)きっとそれがこのルールのことを指しているんだと思う。
多分、邦題の『思うにブタは2歩進む!』もこのことを指しているんだろうなど。
2歩というより、2回進むって感じだけど。
何が面白いの?
「低学年の小学生でもわかるようなシンプルなルールの上で、純粋に心理戦を楽しめる」というのが気に入ったポイントです。
大人同士でのボドゲ会だけでなく、子どもたちとボドゲする機会もあるのでそこで教えるのにちょうどよい。
という意味では一昨年のボドゲ紹介アドベントカレンダーに書いた『赤ずきんは眠らない』にも通じるところがありますね。
大人同士でやっているときも、相手の心理を読みきったときの「やったった感」は爽快です。
前に友だち同士でこのゲームをプレイしていた時、3ラウンドか4ラウンド連続で私の上家の動きを止めたこともありましたがマジであれは気持ちよかった。
より楽しく遊ぶための追加ルール案
個人的には各ラウンドで手番順は変えちゃった方が良いような気がします。
「手番の人の心理を下家の人が読む」というルールのため、(上記の自分の例を言うようで恥ずかしいですが)下家の人が強すぎると何もできなくなる可能性もあり。
そうなる可能性を防ぐためにも常に時計回りで進行していくより、毎ラウンド終わった段階で「サイコロを振って手番を決める」「最も進んでない人から順に手番を行う」と言ったルールを追加するのが良いと思います。
おまけ
この時期にアドベントカレンダーに記事を書くときに毎年毎年言ってますが、明日12/23は私の誕生日です。
いつのまにか35歳。来年は久しぶりの歳男。
そんなおっさんに何かプレゼントしたいという方がいらっしゃったらplz
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