【ネタバレなし】『ニーアオートマタ』をEエンドまでクリアしました
私がこの世で一番大好きなゲームクリエイターであるヨコオタロウさんの最新作『ニーアオートマタ』を週末にクリアしました。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Video Game
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あいかわらずめちゃくちゃ良いゲームだったので感想を少し書いておこうと思います。
まだプレイしてない方に配慮してネタバレなしで。
とはいえ、ネタバレになっちゃうことも感想として書いておきたいので別記事も書きました。
ネタバレ問題ないよという方はこちらの記事もどうぞ。
migi.hatenablog.com
スタッフ
ちょっと最強の布陣すぎますね。
ヨコオタロウさんも好きなんだけど、この布陣を作り出したプロデューサーのよーすぴさんも素晴らしい。
世界観
NieR:Automata/ニーア オートマタ: MOVIE 119450310
突如侵略してきた異星人。そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。圧倒的戦力の前に、人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた。
地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。
人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……
というノリの遠未来SF。
この時点でオレの心はすでに鷲づかまれてる感じ。
舞台は西暦11,945年の地球。というか日本。
人類ははるか昔に地球からいなくなっているので基本は廃墟。
上の動画でもちょいちょい出てきていますが、オープンワールドで工場廃墟、廃墟都市、砂漠地帯、遊園地廃墟、森、水没都市などのエリアを楽しめます。
この静けさは良い。
ヨコオタロウ作品のもうひとつのシリーズ『ドラッグオンドラグーン』はどちらかというと「動」的な世界観なのですが、ニーアの持つこの「静」的な雰囲気はまた味わい深いですね。
リリース直前に出されたこのCMも良い感じにオレ好みな雰囲気になってます。
NieR:Automata/ニーア オートマタ: TVCM【無規制版】
好き。
同日に発売されたこちらのアートブックも素敵な感じなので世界観を楽しめた方はぜひ。
NieR:Automata World Guide ニーア オートマタ 美術記録集 ≪廃墟都市調査報告書≫ (SE-MOOK)
- 作者: スクウェア・エニックス
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: 大型本
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岡部啓一さんの音楽も今回も世界観にうまくマッチしていて素晴らしかったです。サントラはよ。
シナリオ
相変わらずの鬱々としたシナリオ。
キ○ガイっぷりは『ドラッグオンドラグーン』の方が勝っていますが、初めて『ドラッグオンドラグーン』をプレイしたときの「こんな酷い作品(シナリオ的な意味で、良い意味で)を大衆向け作品として出して良いんだ!?しかもスクエニなんて大手から!!」という衝撃は今作でも続いています。
と言いつつも、前作『ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト』とも同じく最後の最後はハッピーエンド。
うん、あれはまさしくハッピーエンドだ。
また、シナリオの単純な雰囲気だけではなく、プレイするごとに世界の裏側が明らかになっていく流れも良い作りをしていました。
あんまり深く語るとネタバレになってしまうからシナリオの感想はこれくらいにしておこう。
ただ、このゲームを1周目で止めてしまうのは本当にもったいないので、ぜひ2周目にも行ってほしい。
そして3周目にも……。
システム
今回の開発はプラチナゲームズさん。
言っちゃ何だけど、キャビアさん開発に比べてアクション部分の出来はレベルが段違いでしたね。もちろん良い意味で。
今まで毎回毎回、ヨコオタロウさん作品はシナリオと世界観が素晴らしくてゲーム性はいまいちでもそっちに引っ張られて最後までプレイしてしまう、という状態でしたが今回はそこまでではなく。
もしこれがヨコオタロウさんのシナリオと世界観がなくてもそれなりに楽しめそうなレベルになっていました。
戦闘楽しいしね。
『ドラッグオンドラグーン』から愛用している武器「古の覇王」と「鉄塊」をぶん回しながら気持ちよく敵を倒すのは単純に楽しかった。
ハッキングシステムが一部から叩かれているのはクリア後にネットで見たけど、個人的には嫌いじゃない。
嫌いじゃないだけでめちゃくちゃ好きってわけでもないんだけど、あんだけシナリオにしっかりと組み込まれているハッキングシステムを「じゃあ別の形で表現するならどうするの?」というのが思いつかず、最適解だったんじゃないかなー、と思ってる。
そこも含めて、詳しくはネタバレありの方の感想に譲るけど、ヨコオタロウさんの持つ「シナリオとゲームシステムを上手く練り合わせる」センスには脱帽します。
まとめ
よくいろんなところで「私が一番好きなゲームクリエイターはヨコオタロウさん」という話をしているのですが、その一番好きな理由であるところを今回もがっつりと味わえました。
決して万人向けのゲームではないですが、個人的にはここ数年で一番のゲームとなりました。
『ペルソナ5』よりも。もちろん『FF15』よりも。
冒頭にも貼りましたが、自分はクリアしちゃったしネタバレ問題ないよという人はこちらもぜひ。
migi.hatenablog.com
ついでにその他ゲームレビュー記事。
migi.hatenablog.com
migi.hatenablog.com
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