【ネタバレあり】『ニーアオートマタ』をEエンドまでクリアしました
※ この画像はオープニングに出てくるやつだからネタバレじゃないよ!
ネタバレなしの感想はこちら。
migi.hatenablog.com
こちらの記事ではネタバレありの感想を書いていきます。
と言っても、特に考察をするでもないのは悪しからず。
感想を語る上でネタバレが避けて通れない部分について書いておければなと。
ヨコオタロウさんの素晴らしさ
ヨコオタロウさんは私が一番大好きなゲームクリエイターさんで。
『ドラッグオンドラグーン』を初めてプレイした際の「こんな酷い作品(シナリオ的な意味で、良い意味で)を大衆向け作品として出して良いんだ!?しかもスクエニなんて大手から!!」の衝撃の強さ。
あの世界観とシナリオにはかなり心惹かれるところがありました。
ただ、『ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト』以降はそれを上回るくらいに彼の「シナリオとゲームシステムを上手く練り合わせる」センスに惹かれています。
ぶっちゃけ、ただ単に世界観とシナリオが優れているだけだったら小説でもアニメでも別のメディアでも作品を作ることは充分にできるわけで。
そうではない、ゲームというメディアでしか生み出せない感動を作り出しているのが一番の魅力だと最近は考えるようになってきました。
Aルートをプレイした上でBルートで「敵の声が聞ける/敵の感情がわかる/敵の立場が知れる」という仕様はゲーム以外では再現が難しいと思います。
また、Dエンドに至るための「セーブデータ全削除」の仕様。
小説でもなんでも「主人公の記憶が世界から消える」という演出はいくらでも見た覚えがありますが、そこにこの「セーブデータ全削除」が加わることによってその痛みと重みがプレイヤーにしっかりとのしかかってくるなと。
今作もそういう意味では、シナリオにゲームシステムが上手く練り合わされている作品でした。
メンテナンスモードでオプションメニューを操作させられること。
敵のEMP攻撃でUIが狂っていくこと。
セーブとコンテニューの仕様。
そして何より、ゲーム中の「ハッキング」というシステムで結末を塗り替えるという流れ。
世界観とシナリオを楽しむだけだったらネタバレサイトを見たり人から話を聞いたり小説を読んだりすれば良いけど、その世界観とシナリオを100%楽しむためには「実際にゲームをプレイすることが必要」という作りになっていること自体がこのゲームの(あるいはヨコオタロウ作品の)一番素晴らしいところだと思っています。
その他もろもろ雑記
Aエンド/Bエンド
ラストの騎乗位絞殺はなんというオレ得。
Aエンド後の「広報部からのお知らせ」も面食らったなー。
そしてAエンド後にあらためてオープニングムービー観たら半分くらい知らないシーンでワロタ
Bエンド後の「予告」もテンション上がった。
Cエンド/Dエンド
ともに良い流れなんだけど、9SよりもA2の方に感情移入してしまっていたのでCエンドの方が好き。
Eエンド
Eエンドに至る流れは(一部叩かれているようだけど)本当に良かった。
ポッドたちが感情を持つところもそうだし「こんなゲームを作ったやつらをぶち壊して違う結末にしてやる!」ってとこも。
まぁ、メタく言うとそれもプログラムされたものなんでしょうけどね。
あと、あのシューティングやってて思ったのはこの「Sxxt Square Enix!!!」がある意味で伏線だったんじゃないかとw
psneolog.com
ちょうどスクエニのところで何回かコンテニューしたのでマジで一瞬そんな気になりましたw
E型機体
2Bは偽装された機体でその真の型番は2E(=処刑タイプ)だったって設定は無くても良かった気がするけど、この設定嫌いじゃない。
「2Bに9Sが同行していた」のではなくて「9Sに2Bが同行していた」とすると1周目2周目での2人の会話も感慨深いものがあります。
このEタイプ機体に対しての感想はクリアまでにサブクエスト「記憶喪失」をクリアしていたかによっても変わってきそう。
そこに至る下地はちゃんと用意されてた。
というか、クリア後にアートブックの小説を読んで思いっきりネタバレされててビックリw
クリアまで読むの我慢してて良かった!
あやまりロボ
Eエンドまでクリアしても扉が開かなかったですね。
DLC待ちなのか?
3箇所あるけど、その場所を考えると『ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト』マップに行けても面白そう。
砂漠地帯は砂の神殿に、森林地帯は神話の森に。
水没都市の扉はなんだろ……。
エイリアンの謎
結局、エイリアンはなんで地球に来た&機械生命体を作ったんですかね。
現生人類はすでに滅んでいたわけで。
別に明かされなくても良い謎だけどちょっと気になる。