【ウィーン旅行記 5】アルスエレクトロニカ2017
ウィーン3日目。
この日は早起きしてウィーンからリンツへ。
最近できたばかりだというウィーン中央駅からリンツ駅まで特急電車「railjet」で移動。
けっこうな距離がありますが、1時間半ほどで着きます。
なんとこの電車、ハンガリーのブタペストからドイツのミュンヘンまで繋がっている路線の一部らしく。
さすがヨーロッパ。今回は国境は越えてませんが日本に住んでるとなんか新鮮な感覚。
ちなみに、お家からウィーン中央駅までは自転車で移動してみました。
ウィーンの自転車レンタルサービスはいろいろ面白かったのでまた別の記事で詳細を書きます。
railjet車内はこんな感じ。けっこう広くて快適。
片道で€35くらい。
リンツ中央駅。けっこう開けてる。
ここに限らずどこの駅もそうだったけど、屋内型のホームでないかぎり普通にホームでタバコを吸えました。
リンツ駅出てすぐのところにアルスエレクトロニカの会場の一つがあり、そこでチケットを購入。
チケット代は1日チケットは平日€29、土日€49、通期チケットが€140。それなりのお値段。
アルスエレクトロニカ全体がどんなイベントだったかはこの公式の動画を観てもらったほうが早いかも。
Ars Electronica Festival 2017 / Best of
こんな感じで駅からドナウ川の向こう側まで、街のいろんなところでいろんなことやってる。
とりあえず前日も遊んでた友人デザイナー3人組と合流するためにリンツ中心地へ移動。
リンツも路面電車が走ってる。
先述のアルスエレクトロニカのチケットがあれば無料で乗れるのはステキ。
観てまわる前にランチを。イタリアン。
ピザでかい。
このシーフードパスタがめちゃくちゃ美味しかった。
ベルリン在住の友だちが「ドイツじゃこんなに美味しいもの食べられない!」と感動していたのを思い出す。
お腹も膨れたし、ここからいろいろと観てまわる。
個人的に一番グッと来たのはこの作品。
動画しか撮れてないうえに上手く撮れてないけど。
https://photos.app.goo.gl/lRWOsF32MkP89hWZ2
壁にいくつかディスプレイがあるんだけど、そこには何も映し出されておらず。
しかし、部屋の中に立ててあるガラス(偏光ガラス?)越しにそのディスプレイを見ると飛行機から爆弾が落とされる映像が見える。
「戦争なんて見ないふりもできるし人によっては見えないし、自分で見ようとしなければ無いものと同じだよね」的な作品だと思います。たぶん。
ちょと古いけどジャン・ボードリヤールの「湾岸戦争は起こらなかった」が思い出される。
もう一つグッときたのはこれ。
野良犬の皮を使って鞣した革製品。
牛やウサギ、虎や熊では起こり得ないこの嫌悪感。
メキシコでは1,680万頭もの野良犬がいるらしく、その多くが人に害を及ぼしたり処理されていくなかで人間と犬との関係性を見直そうという作品。
道路で轢かれて死んだ犬を拾って、自分で解剖して皮を処理し作り上げたそうな。エグい。良い。
あと、18禁コーナーもあって大喜びで参加しました。
そこにあった『Machine Learning Porn』と名付けられたこの作品。
https://photos.app.goo.gl/jJ9JnrR65FnmPp3K2
なんとも言えなさある。
そういえば、アニメーション部門でYoung Juvenile Youthの『Animation』のPVも賞を取ってましたね。
Young Juvenile Youth - Animation (Music Video)
これ好き。
あんまり写真を撮れてないけどこんな感じで延々と観てまわっておりまして。
1日だけ観てウィーンに戻ろうと思ってけど結局翌日の昼過ぎまで楽しんでしまいました。
超堪能。いろいろと刺激を受けました。
また来年も参加したいなー。なんなら作品を作って応募したりしたいな…