【ウィーン旅行記 1】なんでウィーンに?
ここのところずっと仕事が忙しかったりゲームが忙しかったりして、5ヶ月ぶりのブログ更新。
フリーランスになってもうちょっとまったりと働いているつもりだったのですが、面白そうなプロジェクトがあったのでそれに関わり始めたら思った以上に忙しくしてしまい。
それが一段落した9月に自分へのご褒美がてら人生初の一人海外旅行に行ってきたので、自分の思い出記録用として記事に残しておきます。
行き先はウィーン。
ウィーンにした理由はいろいろあるんですが、一番大きな理由としては冲方丁の『シュピーゲル・シリーズ』がこの夏に完結した記念ってのがデカい。
【合本版】「シュピーゲル」シリーズ 全13冊 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: Kindle版
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10年前くらいに冲方丁が書き始めた、ウィーンを舞台にした作品。
たしか「もう若い子の話を書けなくなってきたので」と言って「冲方丁最後のラノベ」として物語がスタートしたものの、途中で『天地明察』や『光圀伝』が大ヒットしちゃって忙しくなって予定が延び延び。この夏にようやく完結。
いわゆる戦闘美少女モノとしてのラノベではあるんですが、現実の世界情勢・政治情勢の延長線上にある世界観+シリアスなストーリー、そして鬱々としたキャラ背景が私の好みにドンピシャでかなり好きな作品です。
シナリオがけっこう絡み合ってるので新作が出るたびに過去作を読み直してたんですが、この夏に出た最終巻が出る直前にも同じことをまた読み直していて。
そのときにふと思いついたのが、Google Mapsを見ながら作品を読み進めるという遊び。
作品内に地名(駅名や道の名前)がけっこう出てくるのでそれをGoogle Mapsで照らし合わせながら読み進めてたらこれが存外に楽しく。
それぞれのシーン、思ったよりもしっかり考えられて作られてました。
冲方丁が何か作品を書くときの資料を読み込みまくるその情熱はデビュー当時から有名だったので知っていたはずですが、まさかこんなにも現実の地形を考慮して書かれていたとは。かなりビックリ。
ちなみに、出てきた地名にピンを打っていった結果がこちら。
大量大量。
んで、Googleストリートビューでこれらの風景を見てみようと思ったらオーストリアの法律*1でなんとGoogleストリートビューが見れず。。
それで悔しくなって「ストリートビューで見れないなら自分で見に行くしかないじゃない!」となったのがウィーンに行こうと決めた一番の理由だったりします。
つまりは聖地巡礼ですな。
それ以外にも、単純にウィーンの建築を観たいだとか、カフェ文化発祥の地で美味しいコーヒー飲みたい&美味しいケーキ食べたいだとか、ヨーロッパ歴史モノは好きなのでその中心たるハプスブルク家の本拠地を観たいだとか理由もありますが、一番大きな理由、というかキッカケはやはり『シュピーゲル・シリーズ』になります。
あと、これはウィーンに行くと決めた後に気づいたんですが旅行の予定時期と「アルスエレクトロニカ2017」ががっつり時期が被っていたのでそれも旅の大きな目的の一つとなりました。
www.aec.at
友だちのYahoo!のデザイナーさんがアルスに行くって話を聞いて、そういえばいつだろ?と調べはじめてようやく気付くという間抜けっぷり。いや、気付いて良かったし被ってて良かった。
(書き始める前からわかってましたが)一記事ではやはり書ききれなかったので何回かに分けてウィーンの記事を公開していきたいと思いますー。