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グロースをデザインするひと

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」

ラフォーレ原宿でやってる「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 -アリス、あるいは悦楽原理」をようやく観てきました。

周りに観に行ってる人がけっこう居たり「みぎならハマる」とか言われてたりしてたんで行こう行こうとは思っていたのですが、ついに。


結果。

大ヒット。
スゲ━━━━━━??(゚д゚lll)━━━━━━!!!


基本的に、自分に表現力が無い分、いろんなアーティストの作品を観てその「表現力」に感動することが多いのですが、今回は「表現力」の手前の「想像力」にめずらしく圧倒されてしまいましたと。

なんでこんなこと考えられるの?と。

もう超マッド。


入ってすぐのところに先ずあったのが「博物誌」シリーズ。
彼の想像の世界だけに存在する動物達の図鑑。
その動物達の身体はどれもウチらの世界に実際に存在する動物・虫・人間の身体の一部のコラージュで作られているため非常に気持ち悪い。

こんなん。
博物誌
こんなんがいっぱい。
そしてこんなんと同じ雰囲気で骨とか貝殻とかを寄せ集めた立体作品もあったり。

きもいきもい。


大体こんなセンスのアーティストなんですが、基本的には映像作家として有名なんだそうで。

代表作はこのヒト版の「不思議の国のアリス」。
映画の中で使われた舞台装置とかも今日置いてあったんですがこれまた気持ち悪い。
ホント何このセンス。
素晴らしい。

こんなん感じ。

不思議の国のアリス」は映像作品だけではなく、本の装丁・挿絵もやってて、「鏡の国のアリス」とともに最近よく本屋でみかけます。
挿絵の雰囲気も言わずもがなで同じ狂った雰囲気なんですが。
なんですが、某本屋にて「贈り物に最適!」とかPOPが貼ってあってバロス


結局のところ、お腹いっぱいになって観終えた後、図録と「不思議の国のアリス」のDVD、そして最新作「LUNACY」のDVDを買って帰ってきました。
お金無いのに (;つД`)

「LUNACY」はパッケージ裏のイントロダクション曰く「エドガー・アラン・ポーマルキ・ド・サドから着想を得て、30年間の構想の後に作られた挑発的な“哲学的ホラー”」だそうです。
観るの楽しみ。



図録やらDVDやらではかなりお金使っちゃいましたけど、展覧会自体は800円とかなり安いのでオススメ。
800円分の価値は余裕であります。
来週の水曜辺りまでやってるそうなので、まだ行ってない人はぜひー。



※追記
ようつべにシュヴァンクマイエルのかなり良い感じに味わい深い動画が落ちてた。

「Food」

オヌヌメ