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it's an endless world.

グロースをデザインするひと

佐伯『よわよわ』

review book

さーて、ついにこの作品の感想をブログで書く日が来ました。

よわよわ (ホットミルクコミックス)

よわよわ (ホットミルクコミックス)

リアル知人の人は知ってる人は多いと思うけど、親元離れてからの俺という人間のけっこう大きい部分を作ってくれた人の初単行本。
俺がこんななのは大抵はこの人のせいおかげです。言い過ぎではなく。


昔から漫画描いていた彼女が商業誌デビューしたときは喜んだものですが、いつのまにかこうやって単行本を出すまでに。
本人にはもう何度も言ってる気もしますが、まずはなにより本当におめでとうございます。
雑誌で連載しているときもそうみたいだったけど、この単行本もかなり好評なようで(さっき見たらamazonのランキング3位!*1)もう既にステキなレビューがウェブにたくさん上がっているようですが、俺も個人的な感想をずらっと。


先に言っておくと、本人もあとがきで言っている通り&色んなレビューで言われている通り「エロ付き少女漫画」です。これは。
物語の作りがどの作品も秀逸。物語を読ませるエロ漫画。

『よわみみ』

商業誌デビュー作。プロットは一番好きだったりする。
あと騎乗位シーンが好き。大昔の同人作品『スイッチ』の頃から彼女の騎乗位シーンは大好物。

『ミュート』

女の子がめちゃくちゃ可愛い!ご飯何杯でもいけそうなくらい可愛い。
たぶん、キャラ設定も良いんだろうけどそれ以上に描写が良いんだと思う。
この短いページ数でよくここまで描写できたと感嘆。

『春ですね』

真面目な変態×真面目な変態。ビバ変態。
表紙折り返しで描かれてる一人えちしてる主人公の女の子がまた良いんだわ。

『キズキズナ

ラストで「傷ごとお前を愛してる」みたいな台詞あるけど、俺の中ではこの男はむしろ傷痕を愛してることになってる。なった。そうに違いない。こいつはそんな男だ。変態だ。

『猫背な彼女』

悔しい。巨乳エロ漫画あまり好きじゃないのに引きこまれてしまった。悔しい。
物語構成の妙か。

『アシンメトリー』

女の子の造形はこの作品が一番好き。そして個人的にえちシーンが一番エロかったのもこの作品。
この作品だけ一作に収まらなくて前後編になってけど、むしろ単行本一冊まるまる使えるくらいの作品だったかもなー、とも思う。

『鈍デレちゃんと彼氏くん』

話として一番好きなのはこれ。最後の笑顔はずるい。

『サヨナラプール』

とりあえず自分のスク水属性の無さを再確認。キライじゃないけどね。特に、AVとかもたまにある水着をハサミで切るシーンにはどうも惹かれない。
終わり方はキレイだけど。

『ジャストフィットラバー』

バカ作品。自分が履いているパンツが女の子の姿になって目の前に現れたら…。
台詞回しでところどころ声出して笑っちまった。なんだよ、「君は本物の勝負ぱんつだ」って。それ言われて感動して「じわ・・・」って。



上記感想で触れなかったけど作画に関してもけっこうなレベルです。少なくても見てて違和感を感じることは無い。人体デッサンの狂いもなし、背景のパースもちゃんとしてる。あとえちシーンのエロさも。


と褒めちぎってますが、正直に言うと個人的にはもっと重たい作品描いて欲しいなー、と。商業誌ってことを考えると大正解なんでしょうが、今回の作品はどれもハッピーエンド。キレイな終わり方。
同人で描いてた救われない作品の救われなさが好きなのでそこだけはちょっと残念。いまだに一番好きな作品は『日曜床屋』。あの鬱っぷりは良いものだ。


ただ、「担当さんがついて」「商業誌で連載している」ことで作品としての質は同人作品と比較してかなり高いものになってるんじゃないかと。これが同人と商業誌との差か、とは思えます。


なので勝手に独りで鬱作品期待して待ってる。むしろ今回ハッピーエンドで終わった全作品の鬱続編を期待したい。同人で描いた作品にも、キレイな終わり方した作品の続編が重たい話だったこともあったしね。
読んで思いっきり凹みたいもんです。楽しみにしてますよ。

*1:2011/9/10 7:15時点で2位に。すご...