【アニメ放映直前】ドリフターズ好きが絶対に読むべきこのマンガ
今週の金曜日に始まるアニメ版の『ドリフターズ』、楽しみですよね。
私はめちゃくちゃ楽しみです。
その『ドリフターズ』好きに私が個人的にめちゃくちゃオススメしたいマンガがあります。
これ。
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: カガノミハチ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/02/19
- メディア: Kindle版
- 購入: 108人 クリック: 936回
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タイトルの通り、スキピオ・アフリカヌスとハンニバル・バルカとを主人公にした第二次ポエニ戦争が主題の歴史マンガです。
そう、スキピオとハンニバルと言えば『ドリフターズ』にも出てくるこのお二方。
どちらかと言うとハンニバルの方が有名だったりして、世界史にあまり詳しくない人の中には「スキピオ…?誰それ……?」となっている人も多いかも知れません。
しかし、メジャー度では負けているかも知れませんが、スキピオはそのハンニバルを打ち負かしたローマの大英雄だったりします。
(正直に言うと、私もこのマンガを読むまではスキピオについてはほとんどよく知らない状態でしたが。。)
もちろんマンガとしていろいろな脚色を加えているとはいえ物語は史実をベースに進んでいき、その中でスキピオとハンニバルとのそれぞれの人間模様が描かれています。
人間模様といっても、スキピオはまわりの仲間との絆とともに成長していく人間らしい姿が描かれているのに比べ、逆にハンニバルは他を寄せ付けない神がかった孤高の存在として描かれていて、その描写の対比も読んでいて面白いところです。
それぞれのキャラクターを上手く表現しとる。
また、世界史の教科書で習った各会戦についてもそれぞれ陣の配置つきで話が進んでいくのも一種の戦術マンガとして見ものです。
かの有名なカンナエの戦いのシーン。
『ドリフターズ』でスキピオが獣人を率いてやってるのはそのパクり換骨奪胎。
史実マンガの常として物語の展開ネタバレはしょうがないところですが、ここまでこの2人を掘り下げた作品は見たことないので、たとえ展開が決まりきっているとしても物語の続きが楽しみになります。
続き、というかラストシーンでさえもほぼ想像できるんですけどね。。
下記はWikipediaからの引用です。
ザマの戦いから数年後、エフェソスに亡命していたハンニバルは、使節として同地を訪れたスキピオと再会し、しばし言葉を交わしたというエピソードがティトゥス・リウィウスによって伝えられている。
ハンニバル - Wikipedia
『アド・アストラ』の最終回はきっとこの話で締めくくられるのでしょう。そのときが来るのが本当に楽しみです。
そして、『ドリフターズ』に出演する2人はきっとこの瞬間以降の2人なんだと勝手に妄想しています。
そんなこんなで、スキピオとハンニバル両人を中心に話が展開するこの物語。
ハンニバルがカッコいい存在なのはなんとなく知っていましたが、それと同じくらいにスキピオのカッコよさが味わえる良い作品です。
このマンガでスキピオとハンニバルの戦いを堪能したあとに、『ドリフターズ』最新刊のこのシーンを見ると感慨深いものがあります。
『ドリフターズ』好き、あるいは歴史モノ好きな方にはかなりの自信を持ってオススメできるのでぜひ読んでみてください。
Kindleでも読めます。
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: カガノミハチ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/02/19
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余談ですが、岩明均さんが『ヒストリエ』の直前に描いた『ヘウレーカ』の舞台であるシラクサ陥落のお話も『アド・アストラ』に重要なエピソードとして出てくるのでそちらが好きな方にもオススメです。
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/06/10
- メディア: Kindle版
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↑『アド・アストラ』におけるアルキメデス先生。