『松井龍哉展 フラワー・ロボティクス』
水戸芸術館行ってきたどーヽ(・∀・ )ノ
これ観に。
『松井龍哉展 フラワー・ロボティクス』
誘われて行ったんで、なんの予備知識もなくって感じだったんですが、かなり面白かったです。
今回の展覧会のメインはこの二つ。
左「posy」 右「palette」
「posy」はまだ何ができるわけでもないけど松井氏曰く、人と機械の「弱さ」をテーマにしたデザイン、とのこと。普通ロボットっていうと「強い」とか「万能」をといったイメージを持っちゃうけど、こいつを実物で観たときに自分の中からわき上がってくる感情は「かわいい」とか「護ってあげたい」だったのが本気で驚かされた。
てゆーか、手!まんま赤ちゃんの手だし。
よわかわいい。
「palette」の用途はマネキンのようでした。
但し、動く。
すごいキレイに動く。
前にいる人間の動きに反応して様々なポーズをとっていました。
モーター音も無く静かに、ゆっくりと。
こうまで女性的な動きが出来るのかとこちらもびっくり。
てゆーか、こっちは先ず造形的にもう俺の好みを突きまくり。
マネキンとか球体関節人形とか大好きだ。
こいつ、家に欲しいぞ。
これ以外にも数点面白いロボットも置いてあって。
それプラスに広義でのデザインの話。
松井さんの考えるオフィスの理想とか組織の理想とかそういったデザインもパネルで展示してありました。
「palette」の設計工程表とかもパネルで。
展示のラストの方に松井さんのこれまでのお仕事のまとめみたいなコーナーがあったんですが、そこに展示されてたこいつにさらに引きつけられました。
「P-noir」
こちらは見たまんま、ピエロ。
不気味さと憐憫の情を感じずにいられない、この表情とそして剥き出しの内部構造/キャラを与える衣装のバランス。
この「P-noir」を造った経緯がまたちょっと面白い。
もともと、最初に造ったPINO(宇多田ヒカルの『Can You Keep A Secret?』にも登場してるあの二足歩行ロボット)を発表したときの世間の反応がその技術力に対しての賞賛ではなく、「見せ物としてのロボット」に対するものだったことに対し「今のエンターテインメントロボットに出来るのはピエロの役まで」という考えに至りこれを造ったそうな。
うん。やっぱり「デザイン」って面白い。