『ミサイルマン―平山夢明短編集』
ちょうど半年前くらいにレビューを書いた『独白するユニバーサル横メルカトル』の作者、平山夢明の新刊。
前作に引き続き文庫化を待てずにまたもやハードカバーで買ってしまいました。
うん。
あいも変わらずグロいグロい。
収録作品
・テロルの創世
・Necksucker Blues
・けだもの
・枷
・それでもおまえは俺のハニー
・或る彼岸の接近
・ミサイルマン
どの作品も飽きることなく読める良作ばかりだったけど、個人的に気に入ったのは次の4つ。
「テロルの創世」
ストーリー的には一番好き。
真っ当なSF作品。
残酷ですが。
「枷」
拷問描写が秀逸すぎる。
エロい。大変。
今回の中では一番好きな作品。
「Necksucker Blues」
男の血を吸う女の話。
コレも血を吸う描写がエロいエロい。
吸われたい。
「或る彼岸の接近」
ちょい小林泰三っぽい感じでした。
クトゥルーっぽい感じ。
ラストがキレイ。
あと、表紙がベクシンスキーなのも何気に高評価。