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グロースをデザインするひと

誘導の本質

昨日、この記事がバズってました。

blog.tinect.jp

この記事の一番重要な部分は次の一文。

相談を受けている時、真に必要なのは、相手の「恐怖」を取り除いてあげることである。

これはまさにその通り。

しかし、似たような考え方ですが次の言葉のほうが個人的にはもっと好きです。

それは、この言葉。

誘導の本質は言葉ではなく、空想だ。脳裏で思い描いたことが現実の行動に影響を与える。誘導とは、いかにして相手に架空のものごとを意図的に想像させるかという技術だ

これは、冲方丁の『マルドゥック・スクランブル』からの引用です。


個人的にこれは金言だと思っており、グロースまわりの仕事に限らず常に頭の片隅に入れておくようにしています。

例えば、ランディングページを作るとき。
当たり前の話ですが、そのサービスを登録するようにユーザを誘導したいとします。

そこで重要なのはそのサービスの機能を伝えることではありません。

重要なのは「このサービスを使うと自分はどのように素晴らしい状態になるか」「自分はいかに幸せになるか」を想像させることです。
(もちろん、そこでユーザに嘘をつくのは絶対にダメですが。)

極端な話ではなく、それなしにユーザの登録を促すことは不可能だと私は考えます。

いかにこちらの意図通りにものごとを想像させるか、それこそが考えるべきことです。


ちなみに「グロースまわりの仕事に限らず、常に頭の片隅に入れておくようにしている」という話をしましたが、仕事だけでなくポーカー(テキサスホールデム)をプレイしているときは特にそうですね。

自分のアクションによって相手に架空のものごとを想像させてそのとおりにアクションさせる。

ポーカーの楽しみ方は人それぞれですが、私の一番の楽しみどころはここだったりします。


ユーザに思い通りに動いて欲しいとき(誰かに何かをしてほしいとき)にはこの言葉を思い出してもらえると助けになるかも知れません。


あと、ついでに言っておくと冒頭の記事のとおり「恐怖を取り除くことで人を動かすことはできる」とは言えますが、逆に「恐怖を与えることで人を動かすことはできない」という有名な心理学の実験もありますのでそれも覚えておいてもらえればと。

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