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it's an endless world.

グロースをデザインするひと

『トレヴァー・ブラウン&山吉由利子展―アリスの時間―』

art review

渋谷BunkamuraでTrevor Brownの展覧会をやっていたので行ってきました。
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/100331alice/index.html


高校時代に多重人格探偵サイコのノベライズの表紙のイラストでその存在を知り、それ以来オレの心を鷲掴みにし続けてきた絵描きさんであるTrevor Brown。その絵が生で観れるとあっては行かないわけがありません。*1


今回の展覧会はタイトルの通り不思議の国のアリスをモチーフにした作品がメイン。山吉由利子さんという人形作家さんとの合同展覧会。
キュートでサディスティック(&マゾヒスティック)なアリスがいっぱいです。
今回観たなかで個人的なお気に入りは鏡の中のアリスをモチーフにした「through the looking glass」と上記リンク先にもある「efflorecence」、それと首を切られたアリスの横顔を描いた「alice kirai」。


「少女を描く」ということの中で*2、物語(それも非常に性的で非常に被虐/加虐的な)を作品ごとに様々な形で感じさせてくれるのが大好きです。むしろ恐れ入る。
沙村広明さんの『人でなしの恋』は同じことを写実的にやっとりますが、こちらはそれをめちゃくちゃキュートに表現するのも面白い。
(ちなみにこれまでの全作品の中で一番のお気に入りは「pink translation」という作品。)


トレヴァー・ブラウンのアリス―トレヴァー・ブラウン画集 (Panーexotica)

トレヴァー・ブラウンのアリス―トレヴァー・ブラウン画集 (Panーexotica)

最近出たこの画集も売ってあったので購入してきました。
しかも昨日は本人が会場に来ていて*3購入者限定のサイン会も。もちろんサインいただいてきました。

こんな感じ。本の表紙ひらいたとこ。
思えばサイン会でサイン貰ったのなんて人生初めてだ。


この展覧会、観に来ていた人はやっぱり女性が多かったです。あとカップルも多かったかな。
なんか高齢の女性二人組が、拘束具をつけられてチソチソ含めて全身にピアッシングされたハンプティダンプティにまたがっているボンテージっぽい衣装を着たアリスの絵と、その隣のアリスがナウシカのラストよろしくチソチソが生えまくった平原(?)の上を歩いている「malice in wonderland」の前でなんか熱心に語り合ってましたよ。絵がはらむ卑猥さ/異常性には全く動じず。「あらあら」的な。さすが達観してらっしゃる。そうですよね、こういうのでピーピー騒ぐ必要は無いですよね、と。
しかし、小学生低学年の子連れのお母さんにはさすがに自重汁と思いましたw


来週の日曜までやってるみたいなので気になった人はぜひ。入場無料です。



良かったらこちらもどぞ。前にTrevor Brownについて書いた記事。
Trevor Brown in Second Life - -it’s an endless world.

*1:実は彼の絵を生で観るのはこれが二度目。大学入って地元からこっちに出てきたすぐの頃に銀座まで個展を観に行って生の作品に感動した記憶は忘れがたい。

*2:というかそれ以外はほとんどやってない

*3:意外と長身痩身でカコイイ感じ。初めて大塚英志を見た時のような失望感を味わずにすんで良かったw