『ドッグヴィル』
id:saeki-316にかなり前(下手したら1年前くらい)にオススメされていながら観てなかった『ドッグヴィル』をようやく観ました。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: DVD
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いや〜、鬱映画って本当に良いですね。
途中まではほのぼのムードなのが徐々に不穏な感じに。上手い構成でした。物語の終わらせ方も秀逸。それに、舞台もちょっと変な造りで最初は違和感ありありなんですが、それが途中で良い演出になっていました。
監督・脚本は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とのラース・フォン・トリアー。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も良い作品ですが個人的にはこっちの方が好きかな、と。より人間の嫌なトコを突きつけられます。人間の弱さとか。内集団の怖さとか。
こんだけ人を凹ませる作品を作れる人って本当に凄いと思います。羨ましい。憧れる。
小学校とか中学校の道徳の授業の時間に流すと良いよ!とか言っちゃうと感化されすぎですかね。
「今日はミュージカルのビデオをみんなで観ましょう。」とか言って『ダンサー・イン・ザ・ダーク』観せたりしたい。
ちなみに。
観終わった後ちょっと話しててid:saeki-316も言ってたんですが
ベッドでの陵辱ももはや秘密ではない
それは”性的行為”ではないからだ
まさに田舎の人間が ー
牝牛で欲望を処理するようなものだった
というナレーションにはやられました。良い表現。何かに使いたい。田舎の人間に謝れ!!!wwww