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it's an endless world.

グロースをデザインするひと

ジブン発見空間『CLON』

なんか面白そうなサービスが始まったので紹介。
ジブン発見空間『CLON』

自分の呼び名をもとに生まれる、もうひとりのジブン"クロン"とコミュニケーションを楽しみながら、自己実現や自己表現をプロデュースする画期的なモバイルエンターテインメント『CLON』。


これだけ読むと何が何だかかも知れませんが、とりあえずのウリは「対話エージェントサービス」だそうです。
つまりは、自分の分身とも言える存在(このサービスでいう"クロン")をケータイ上に作り出せますよ、と。そして、そいつと話したりすることで自分の志向をインプットしていって、その結果としてその分身が自分の志向に合った情報を集めてきてくれますよ、というサービス。
サイトにわかり易い図があったので貼ってみる。


ここにある「エージェント」ってのはけっこう重要な概念。
とっくの昔にネット上にある情報の量は人間が処理できないくらいに膨大になっていて、そこから「いかに自分が必要なものだけを集めるか」というのが重要な課題になっていて。
そこで例えばGoogleだったら「どんだけリンクされてるか?」を情報の価値の指標としてPageRankというものを作って価値の高い情報を人間に届きやすくしている、と。
しかし当たり前の話ですが、人によって情報の価値って違ってくる。
そこで、個人個人に「パーソナライズ」された情報を「レコメンド」する技術ってのがいろいろと考えられてて。その先に想定されているのがいわゆる「エージェント」というわけです。
何らかの方法であらかじめ自分の趣味・志向をインプットしておいて、それを鑑みて必要な情報を勝手にアウトプットしてくれる技術。


攻殻機動隊タチコマを想像すればわかりやすいかも。タチコマに限らずSFの世界には良く出てくる代物です。
そういった「エージェント」を作っていこうと考えて編み出されたサービスがこの『CLON』なんでしょう。多分。


その辺の話を彼女様としてて、オレが「こいつらが将来的に自分専属のメイドとか秘書になっていくんだろうな」って言ったら「トモダチがいい」と返されて。ちょっと面白いなと思った。
確かにエージェントに求める役割ってのは人によって多様なんだろうな。エージェントを下僕のような感じで扱う(情報を集めてきやがれっ!)人もいれば、友達のように扱う(なんか面白い情報ない?)人もいれば、女王様のように扱う(お願いです。この雄豚に教えてくださいませご主人様。)人もいれば、キャラクター性を求めない人もいれば。
将来的にエージェントは「ユーザが求めているキャラクター」まで理解して進化していくようになるんだろうか。


まぁしかしそういった点ではこの"クロン"のデザインがピクトグラムなのは非常に上手いと思った。自分が求める役割を充分に投影できそうだ。下手にメイドキャラとかだったら性に合わなくて使わなくなっちゃう人もいるんだろうな。



と、ここまでごちゃごちゃ書いてきたけど、あまり難しく考えなくっても楽しめるっぽいですよ。デザインも良いですし。


入り口は簡単。
自分の名前を「語感分析」という技術で分析して"クロン"のそもそもの人格(キャラクター)を作るだけ(実はここにもしっかりとした技術が用いられてるっぽですが)。たとえば「みぎ」という名前で登録したら「リッチなカウンセラー」といった感じ。
また、それを使った相性診断なども可能で、試しにやってみたらけっこう具体的な内容なわりには当たってる気がしました。


まだあまり使ってないけど、今のところの要望としては「"クロン"検索機能」が欲しいな、と。マイミクみたいな感じで「クロ友」とかできるのに他のクロンを検索する機能が無い。意図的に無くしてるのか実装が間に合ってないだけなのか。



まだ実装されてないけど「対話エージェントサービス」と並ぶもう一つのウリが、自分の作品を公開できる「ユーザ参加型仮想空間」とのことです。こっちで広告等を流すことでビジネスを成り立たせるっぽい。どんな感じか予想できなくはないけど不明すぎる。


長期にわたるプロジェクトらしいのでこっからの展開をまた楽しみにしときます。



CLON』の思想についてプロジェクト・アドバイザリーボードで参加されたid:hwtnvさんがこちらで語られてました。
ジブン発見空間「CLON」サービスイン


CNETにも記事が載ってたので貼っておきます。
「もうひとりの自分」をケータイ内に生成--CLON Labが新サービス「CLON」を提供開始