it's an endless world.

グロースをデザインするひと

最近観た公演3つ。

なんかここ一週間で観た芝居やダンスについてちょろちょろと。

  • ヒーロー・ショウ

筑波小劇場*1の冬公演。
最近、芝居を全然観てなかった気がしたので久しぶりに観てきました。
内容はまずまず。観て、決して時間とお金の損はしなかった。
初っ端は役者さんの台本を読み上げてる感があまりにも強くてげんなりだったけど、話が進むに連れてちゃんと自然になってた。
筑小の芝居はしばらく観てなかったけどけっこうテイストが変わった気がする。演出の人によって全然違うんだろうけど。悪い意味での筑小っぽさ(過剰な芝居っぽさ)は相変わらずでした。


さすがにもう知ってる人は居ないだろうなとか思ってたら、去年卒業したはずのオレの大好きな役者さんと演出さんに遭遇。いきなり話しかけられて驚いた。
今は2人ともフリーにやってるそうな。役者さんの方は一度どっか劇団に入ってけど辞めちゃったらしく。
夏に一公演やるって話があるらしいんでそれはかなり楽しみ。


  • 横浜ソロ×デュオ <Compétition>

筑波大の芸術の大学院にいる同い年のアーティストさんの作品がとてつもないコンクールに通って、その公演が横浜があるってんで観てきました。
公演の詳細はコチラ
164組から選ばれた16組だそうな。すげぇ。
上の詳細にその人の写真も載ってたり。良いなー良いなー。
作品に出演してるのも大好きなダンサーさんだったり芸専の後輩だったり。


作品はくるみ割り人形を題材にした「マーブル」。
その人自体、独特なセンスの持ち主なんですが作品も同じくそうで。
作品終了後、会場中に「今なのは何だったんだ?」という空気が思いっきり流れてました。
期待通りw


むかーし、その人の作品を観た時「オレのやりたいようなことをオレより遥か高いレベルでやってる!」と驚かされ&凹まさせたこともありました。
ぜひ一生アーティストさんで居て欲しいです。


体育専門学群の方々の卒業公演。

    • 各学年有志の作品
    • ダンス系の授業(舞踊実技理論とか)の作品
    • 舞踊研究室生の作品
    • ダンス部の作品

って感じの内容。全12演目。
後ろ3つは良いとして、各学年有志の作品は作品として観るとどうしても質が低い。まぁもともとダンスやってなかった人たちの作品だからしょうがないってのもあるかもですが、それはともかくどうしても「内輪ネタ」「騒ぎたいだけ」感が否めない。


ってのが毎年の感想だったんだけど、各学年有志の作品が年々良くなってる気がする。なんかちゃんと「舞台」を作ろうとしてるのを感じます。1年生はまだアレとしても。3年生作品は特にすごかったな。4年生は演出が素晴らしかった。


まぁでもやっぱり良かったのは下の3つ。
いろんな作品がありましたが舞踊研究室の卒業生の作品は、そこだけ本当にしっかりとダンスの公演を観に来た気になれました。
普段ダンスの公演を観ない人たちにあれを観せれたのはかなり有意義だったかと。
それぞれ、作者さんの個性が良く出てたと思う。各作品、各作品の作者さんっぽかった。


ダンス部作品も良かったな。
去年の全国大会で優勝した作品。ここ数年のダンス部作品で一番好きかも(個人制作のものは除いて)。
てゆーか、ここ7年間で実は筑波大ダンス部が全国大会で6回も優勝してるという事実。残る一回も準優勝だし。ソース


そして何より。平山先生が振付・演出の作品。
あれは本当にプロの犯行だ。なんであんなにもレベルが違うのか毎回不思議。プロすげぇ。
平山先生の作品は、何て言うか情報の密度が濃い気がする。激しい動きにしろゆったりとした動きにしろ。感じさせられる。




そんな感じで。

*1:筑波大で一番でかい劇団。サイトはコチラ