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it's an endless world.

グロースをデザインするひと

『飼育する男』

鑑賞(旧)

先日の積読本リストから、読み良いだろうと思ってひとまず大石圭『飼育する男』を読んでみました。



感想↓


どう見てもエロ小説です。
本当にありがとうございました。




いちおー、ジャンルはホラーです。この作品。
角川ホラー文庫だし。


怖かったっちゃあ怖かったけど。

「人間の怖さ」を描くのが上手だね。
異常者をすっごい普通に描くし。



しかし今回は何よりもあとがきが思いっきり怖かったです。

以下あとがき。
人によっては不快と感じる描写が入るのでお気をつけて。

 僕の心には邪悪な生き物が棲みついている。
 そのことに気づいたのは、まだとても幼い頃だったと思う。
<中略>
 幼い僕は毎日のように、凶悪な犯罪者としてマスコミに報道される自分を想像した。そして、その想像に脅えた。
 いつか必ず、僕はやってしまう。いつか必ず、犯罪者になってしまう。そして必ず、生涯を牢獄で過ごすことになる。もしかしたら、死刑にされるかもしれない。
 そんなある日、僕はひとつのことを思いついた。それは、その生き物が考えたことを、鉛筆で紙に書いてみるということだった。
 それは効果的だった。紙に書き付けることによって、『実行に移したい』という欲望が僕の中から煙のように消えていったのだ。
 見ず知らずの人々を無差別に絞め殺すこと。混雑したプラットフォームから人を突き落とすこと。スーパーマーケットで食品に針を刺すこと。かつて思いを寄せた人の家に忍び込み、その人のベッドの下に身を潜めること。人間の肉を食べること。女の赤ん坊を誘拐し、自分好みの女性に育て上げること。命をなくした女性と交わること・・・・・・。
 自分の中の生き物が考えた邪悪なことを、僕は文章にし続けた。そうすることによって、何とかきょうまでは犯罪者にならずに生きて来られた。
<後略>


ホンモノだ...ホンモノだよ、この人...
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル

今まで書いてきたホラー小説の主人公たち全てがあんたの欲望の投影かよ。

(・∀・)マニアック


てゆーか、最初、あとがきじゃなくてなんかの作品かと思っちゃったし。
怖い怖い。


この人、今年で45歳。
よくここまで捕まらずに生きてこれました、と。
拍手(°∇°ノノ"☆(°∇°ノノ"☆(°∇°ノノ"☆




でもなぁ、最近、創作物に対する規制が強まろうとする流れがおっきいからなぁ。
表現を規制されちゃったらこの人、本当に犯罪に走っちゃうんではなかろうか。
ロリ系のエロマンガ描きにもそういう人いくらかいそうだし。
みかんRとか。町田ひらくとか。

表現物に対する規制は止めていただきたいものです。





ついでに。
大石圭の公式ウェブサイト 発見(*゚Д゚) ムホムホ
Submilinal O

作品の感想に戻ってしまうのですが、今回読んだ『飼育する男』よりやっぱり『湘南人肉医』の方が面白いです。
初めて読むんならこっちがオススメ。

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